観天望気(かんてんぼうき)とは、自然現象や生物
の行動から天気を予想することです。
観望天気(かんぼうてんき)
という言い方が一般的には馴染んでいるようです。
小型船舶で航行する際は、急激な天候の変化で
海難事故に遭う可能性もあります。
そのような気象現象をつかむために、
覚えておくと良いかもしれません。
小型船舶操縦免許の試験では、過去に下記のような
問題が出たことがありました。
「現代は天気予報が発達している為、
出航に当たり観天望気の必要はない」
これに対する正誤を答える問題です。
現代の天気予報は確かに優れていますが、
その情報を知れない場合や、
急激な気象現象が発生することを考えますと、
答えは×になります。
小型船舶の船長として不測の事態にも
対応できなければなりません。
漁師さんや船員の方たちが経験してきた先人の知恵
を学び、小型船舶の安全な航行が確保できれば
と思い、観天望気のことわざを更新していきます。
更新講習では、この様な内容は出ないと思います。
ぜひ、この機会に興味を持って頂ければ幸いです。