小型船舶操縦者の遵守事項は7項目あります。
その内、
「発航前の検査の実施」と「適切な見張りの実施」
は行政処分の対象になっておりませんでしたが、
平成28年7月1日から処分の対象になりました。
この変更には小型船舶の事故原因が
関係していると思われます。
小型船舶の事故原因で多いのは、
機関故障、運航阻害、衝突です。
機関故障や運航阻害の多くは、
発航前の簡単にできる点検を
怠っている場合が多いです。
エンジンの点検や、燃料の確認等です。
更新講習のテキストに
点検チェックリストが載っているので、
コピーして使用してみても良いかもしれません。
点検の他、気象等の天気にも気を配りましょう。
衝突に関しては、プレジャーボートも多いですが、
特に漁船が多いです。
死角も大きく、作業に追われるからと思われます。
逆に漁船は機関故障は少なめです。
日頃から点検を欠かしていないからと思われます。
海上ではどこから船が来るか分かりませんので、
見張りを怠らないように注意しましょう。
相手が見えているだろうという
思い込みにも注意しましょう。
意外と見えていなかったします。
この遵守事項、2項目が行政処分の対象になったのは
これに起因する事故が多い為と思われますので、
特に注意を払うようにお願いします。
また、救命胴衣の着用義務についても最近、
変わりました。そちらのページもご確認下さい。